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ツイッターはマスメディア? 利用特性から、販促の仕方を考える

ツイッタージャパンが、若者にインタビュー調査を行った結果、ツイッターの利用の仕方は次の通り。①ツイッターは生活の一部になっている。②情報収集は基本受身。③ツイッターの情報を元にリアルタイムで次の行動を決める、④ツィッターの情報が商品やサービス購入の決め手になる、ということである。

最近の情報源は、新聞や雑誌ではなく、ツイッターになっている。サラリーマンとして仕事中だと頻繁に画面を覗くのは厳しいが(学生で授業中は覗き放題w)、通勤・通学を含め移動時間には覗ける。隙間時間があったらツイッター、である。日本はツイッターの利用が諸外国に比べて非常に多いらしいが、この電車の中は退屈という、通勤時間の長さも影響しているようだ。

自分から検索することもあるが、タイムラインに流れてきた情報から取捨選択する。そして基本はダラ見している。これを「情報収集は基本受身」という。情報量が多いため、じっくり考えるよりは、ピンときたら反応することが多い。ピンと来させるためにも、普段から記憶にとどめてもらうための認知活動が必要なのである。

そして結構重要なのが、「まずツイッターで情報を得て、リアルタイムで次の行動を決める」というものだ。ある店あるいはイベント会場が混んでいるかどうかを判断するのに、「今、その店や会場に行っている人の情報が一番正確」であるため、リアルタイムの情報を検索し参考にしている。これはまさにツイッターの検索機能を用いている。例えは異なるが、以前、鉄道を所有しているプロ野球球団が、都心部の駅の電光掲示板で「現在、スタジアムは空席です」と表示されていたので、安心して鉄道に乗り、球場の最寄駅に到着したら「満席です」となっていたこともあるとか。これはスマホのない時代の話である。本当に都心にいたときには、空席があったのかもしれないが、穿った見方をすれば、球場は満席なのに鉄道にのせるための情報だったかもしれない。いずれにしても、企業からの発信情報は信用ならないし、そう思っている人が徐々にだが増えてきている。

「フォローしているツイートで興味を持ち、店の商品を衝動買いしてしまった。」「ツイッターで評判のいいツィートが多かったので、その店で食事をした。」という発言もよく聞く。ツィッターは認知度の向上だけでなく、実際の購買にもう一押しさせるツールになっていることがわかる。つまり、ツイッターで消費につながる情報を収集している。これが④でいうところの「ツイッターの情報が商品やサービス購入の決め手になる」ということである。

今はグルメサイトの点数も有効だが、そのうちどうでもよくなるだろう(自分は最初からどうでもいいと思っている)。味なんてものはみんなが美味しいと言っている、から美味しいのではなく、自分が美味しいと思うかだ。そしてどこの誰だかよくわからない人たちが美味しいと言っているからではなく、身近な友達が美味しいといっている、あるいは自分がツイッターでフォローしている人が美味しいと言っている場合に初めて信用できる、そんな時代がやってきている。

以上のツイッターの利用特性から考えれば、まずは認知度を高めるためのお祭り(キャンペーン)等の仕掛けをし、口コミ拡散力を用いて、お店や販促メニューをより多くの潜在顧客の記憶にとどめさせる。

最近、特に宿泊施設で取り上げられている「フォロ割」(フォロワー数とかいいね数で割引をする制度)は、飲食店の新規顧客獲得でも有効だ。下手なクーポンよりもよい。この手法では割引は広告宣伝に直結する。集客にもツイッターの機能の活用は有効だ。あとは新規来店客が、さらに良い評判をつぶやいてくれれば、さらなる新規客を呼んでくれる。そしてフォロ割がリピーターの囲い込みにもつながり、良いスパイラルを描き出すことだろう。

顧客ターゲットが比較的若年層の場合には、ツイッターだけを販促に使ってもよいのではないかと思うぐらいに費用対効果の高いメディアである。もはや「ツイッターはマスメディア」なのだ。

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