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い・ろ・は・すのツイッター戦略(2)-コンセプトの一貫性―

昨日は、「い・ろ・は・す」のツイッター・プロモーションについて、具体的に記述したが、ツイッターの運営方針も一貫性がある。

それは「い・ろ・は・す」そのもののブランドイメージと当然のことながら一致するが、それは『気持ちいい選択』というものである。そしてツイッターの運営方針としては、ツイートを見た人が毎日気持ちよく過ごせるような投稿をする。それは「ポジティブ」「アクティブ」「ユーモア」「きさく」というものだ。これは大切だ。その逆に「ネガティブ」「停滞気味」「面白くもねえ」「気難しい」ような内容は、読んでいて憂鬱になる、そのうち間違いなく読む気をなくす。

「い・ろ・は・す」のサイトを見ると、清涼感のある心地よいサイトだ。まさにチョー「気持ちいい」。あまりにも凄すぎて「何も言えねえ」。

ツイッターの中の人に個性を出してやってもらうケース(タニタさんのようなツイッター)も多いが、「い・ろ・は・す」は、中の人のファンを増やすのではなく、「い・ろ・は・す」自体のファンを増やすことを念頭に置いているという。これは戦略であり、どちらがいいか悪いかという問題ではない。要は一貫していることが重要だ。小さな飲食店の場合には、コーポレート・ブランドなんてものはないので、店長の個性押しで十分だ。つまり「中の人」のファンを作るつもりで積極的に仕掛けよう。

ちなみに前述した「い・ろ・は・すの次はどのフレーバーが出る?」キャンペーンでは、人気投票としては実は「なし」だったらしい。但し、「もも」が正解だったので、結局、1年後「なし」も発売したという。新しいフレーバーの発売告知をツイートすると、そのリツイート数が10万以上となり、コカ・コーラ社の他のブランドに比べても、「い・ろ・は・す」ブランドは非常に愛されていると言える。もちろん、常に期待以上のフレーバーを提供してきたメーカーの不断の努力もあるだろう。

また、2016年から導入した「ツイッターステッカー」も秀逸だ。これはツイッターの投稿画像に貼れるスタンプであり、同じステッカーが含まれる画像を逆引き検索できる、いわゆるハッシュタグのような機能も持っている。さらに拡散力の高まるツールだ。

元々ツイッターの投票機能を日本で始めて使ったのが、この「い・ろ・は・す もも」のキャンペーンであった。その他、8月1日の水の日に、日本最大規模のインスタミートを開催し、水の美しさを表現する写真を撮影した。色々な仕掛けをいち早く発信する「い・ろ・は・す」のツイッター戦略は今後も目が離せない。

小規模の飲食店の皆さんは、「所詮巨大メーカーだからできるんだよな」とネガティブにならずに、まずはポジティブになろう。

繰り返しになるが、店のコンセプトから、どのようなイメージで情報を発信していくか考えてみよう。その結果、「い・ろ・は・す」と全く同じく、「ポジティブ」「アクティブ」「ユーモア」「きさく」でもいいと思う。そこに店の、そして経営者の個性が込められていればよい。人の数だけ色々の「気持ちいい」があるはずだ。まずはツイッター・キャンペーンを始めること。そこからだ。

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